コラム

建売ってそのまま住めないの?

皆さんこんにちは。ガウディランド鈴木です。

今回は建売住宅のオプション工事費用についてお話ししていきます。

建売って工事が済んでいるし、購入したらすぐ住めるイメージありませんか?

確かにお家の工事は済んでいるのでそのイメージはあながち間違いではありませんが(注文住宅や中古を買ってリノベーションと比べて早く住めることが特徴です)、購入したまんまの建売住宅では生活に必要なものが初めからついていないケースも多いんです。

今回は建売を購入する際に必要なオプション費用、購入する際のチェックポイントをお話ししていきます。

目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1、建売住宅の標準仕様とオプション仕様
2、おすすめのオプション工事(必須の工事)
3、おすすめのオプション工事(あると便利なオプション工事)
4、建売住宅を購入する際の注意点
5、建売住宅×部分リノベという選択肢
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1、建売住宅の標準仕様とオプション仕様
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完成している家を購入する建売住宅ですから「そのまますぐに住めるのでは?」と思う方も多いかと思います。
それでは、どんな仕様が標準ではついていないケースが多いのか。一緒にみていきましょう。

・網戸
・カーテンレール・カーテン
・ハンガーパイプ
・物干し金具・物干し竿
・エアコン
・テレビアンテナ
・照明
・表札 等

・・・え!こんなにあるの!って思いませんでしたか?
特に網戸やカーテンレールは部屋や窓の数分必要になりますので、合計するとなかなかの金額になるんです。

どのオプション工事を付けるかによっても工事費用は増減しますが、トータルでおおよそ50〜150万円程度が相場です。
ご家族にとって何が必要か取捨選択する必要がありますが、中には300万円程かけてより生活の質をグレードアップする方もいらっしゃいます。

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2、おすすめのオプション工事(必須の工事)
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ここからは建売住宅を購入する際、外せないオプション工事をご紹介します。

・網戸(4,000円〜6,000円/枚)
建売住宅の標準仕様には網戸がついていませんので、こちらは必須になります。

・物干し金具・物干し竿(20,000円〜35,000円/箇所)
洗濯物を干す物干し金具や竿も欠かせないアイテムですね。
室内干しの方はパイプをつける方法もありますし、屋外に干される方はぜひ入居前に取り付けてもらいましょう。

・カーテンレール(5,000〜8,000円/窓)
標準仕様ではカーテンレールがついていないケースが多いです。
引越しの際にカーテンを買ったのにレールがないのでは外から丸見えになってしまいますので、こちらも入居前に併せて工事してもらうことがおすすめです。
ものによって価格帯にひらきがありますが、シンプルなものですと1万円以内に収まるケースがほとんどです。
また、人によってはカーテンでなくブラインドやロールスクリーンを設置することもできますので、掃除のしやすさやお好みの内装イメージに併せて選択すると良いでしょう。

・テレビのアンテナ(30,000円〜100,000円)
こちらも標準仕様ではついていませんので工事が必要です。
アンテナを設置しなくとも、ケーブルテレビや光ファイバーのプランを契約することでテレビ視聴できますが、月額使用料を考えるとアンテナ設置工事をした方が安く済むケースが多いです。

・表札(20,000〜40,000円)
表札にはタイル型、ロートアイアン型、ステンレス型、ガラス型等さまざまな種類があり、その種類や取り付け方法によっても金額が異なります。
マイホームの顔になりますので是非とも取り付けておきたいところです。

・照明(5,000円〜2万円/箇所)
建売住宅の場合、お風呂やトイレ、玄関には照明がついていることもありますが、それ以外のリビングや各居室にはついていないケースがあります。
ついていないお部屋の部屋数によって、選ぶものによっても金額が異なりますので、内見時に照明の必要な箇所を確認しておきましょう。

・エアコン(50,000〜200,000円/台)
こちらも多くの方が設置されるのではないでしょうか。
エアコン本体価格は30,000円〜200,000円程ですが、別途工事費用が必要です。
こちらも内見時にお部屋の広さや必要な部屋数を確認し、見積もりをとりましょう。

・ハンガーパイプ(7,000円〜30,000円)
クローゼット内にハンガーパイプがついているかどうか、こちらも内見時に確認しましょう。意外とついていない物件もあります。
もしないようであれば、入居時に困らないようあらかじめ取り付けておくことをお勧めします。

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3、おすすめのオプション工事(あると便利なオプション工事)
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・シャッター(60,000円〜80,000円/枚)
防犯のために是非ともつけておきたいのがシャッターです。
マンションでなく戸建てがいいけど、防犯の面でどうも不安が残る・・・という方におすすめです。
また台風の多い地域では、つけておくといざという時に窓ガラスが割れる被害を防ぐことができ安心です。

・防犯フィルム(150,000円〜250,000円)
ガラスの強度を高めてくれる防犯フィルム。
シャッターをつけない方にはこちらを窓ガラスに貼ると侵入防止を防ぐことができます。

・バルコニー屋根(100,000円〜150,000円)
こちらもできればつけておきたいオプションですね。
雨が降るたびバルコニーが汚れてしまうのを防いでくれます。
バルコニーに洗濯物を干される方の場合、物干しと一緒に設置される方が多いです。

・フロアコーティング(150,000円〜500,000円)
フロアを傷や汚れから守り、耐久性を上げてくれるフロアコーティング。
一般的なワックスとは異なり、一度フロアコーティングを行うと20〜30年近く持つと言われています。
家具を搬入してからまた動かすことは大変ですので、せっかくのマイホーム、後々のメンテナンスのことを考えると初めに手をかけておくことをお勧めします。
ちなみに施工面積やコーティング材よっても費用が異なりますが、全体をコーティングとなると400,000〜500,000円、1回だけなど部分的に行うと150,000〜200,000円程度が目安です。

・電気施錠・スマートキー(20,000円〜70,000円)
こちらも近年人気が高まっているオプションです。
ポケットの中にリモコンが入ったままでもドアハンドルのボタンひとつで解錠ができます。
また、近年は指紋認証で開けられるドアもあります。

・芝生(5,000円/㎡)
庭に芝生や人工芝を敷くのも人気です。
天然芝は草刈りの手間がかかりますが、人工芝はその必要はありません。

ただし天然芝は手入れを適切・適時に行えば、芝生の庭がいつまでも続きます。
一方天然芝に似せて作られた化学繊維の人工芝は、施工後は紫外線や雨風で劣化が進み、裂けてしまうこともあります。
ですのでこちらも全くメンテナンスが不要かと言われるとそうとも言えないのが正直なところです。

人工芝を選ばれる際には劣化を少しでも遅らせるために、耐久性の高いものを選ぶことをお勧めします。
(例)
・芝にはポリエチレンやポリプロピレンを使用している
・裏面にはポリウレタンを使用している
・水はけ対策に透水穴がある 等

・吊り戸棚・カップボード
こちらも標準仕様でついているケース・ついていないケースがありますので、内見時に確認が必要です。
収納力が上がる他、壁に固定する収納の為地震の際の安全性が高く、キッチンとデザインを統一できることも取り付けるメリットです。

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4、建売住宅を購入する際の注意点
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・予算内に収まるかどうか
オプション工事はついつい「あれもいい、これもせっかくならつけておこう」と、結果として予算オーバーになってしまうことも珍しくありません。
ご家族のご予算を考えつつ、どこまでが必要でどれが不要かを考えていく必要があります。
ちなみに住宅ローンとは別にオプション工事分は自己資金から手出しするということも可能ですし、住宅ローンにまとめて借入可能な金融機関を選択しローンに組み込むことも選択肢の1つです。
担当と資金計画をよく相談の上、内容を決めていきましょう。

・保証内容を確認する
例えば入居後に食洗機が動かなくなった時はどこに連絡したらいいでしょうか。
家のことはハウスメーカーに相談するにしても、ハウスメーカーではオプション工事は補償対象外となってしまいます。
どこまでがどの会社の補償を受けられて、どこまでが対象にならないのか、いつまで補償対象なのか、もしも故障した場合どこに連絡を入れたら良いのか、施工時に確認しておくともしもの時慌てずに済むでしょう。

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5、建売住宅×部分リノベという選択肢
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いかがでしたでしょうか。
そのまま住めそうな建売住宅でも、実はオプション工事が必要な箇所はこれだけあるんですね。

ここまで建売住宅のオプション工事についてお話ししてきましたが、実は弊社のお客さまの中には【建売購入×部分リノベーション】をされる方もいらっしゃいます!

「中古の戸建を思いっきりリノベーション」というよりかは、「新しい物件に少し手を加えて自分色にしたい!」という方に選ばれています。

例えばリビング周りにアクセントクロスを貼る、キッチン周りに収納が欲しいから一角にパントリーを作る、和室がいらないから洋室にする、洗面を造作にする等、部分的に工事することでガラッとお部屋の印象を変えることができるんです!

弊社ガウディランドでは中古住宅だけでなく建売の仲介もしておりますので、【中古の戸建をリノベーション】だけでなく、建売購入もしくは建売×部分リノベをお考えの方もご相談ください。

同様にマンションもリフォーム前のお部屋×フルリノベーションだけでなく、リフォーム済みマンション×部分リノベもお客様のご要望に応じてご提案可能です。

お客様にとって最適な物件とリノベーションの割合を一緒に考えていければと思いますので、ご検討の方は是非ご相談ください。

それでは、また次回お会いしましょう!

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