窓のリノベーションについて

こんにちは。仙台の中古リノベとcasa取扱店、ガウディランドの安川です。

最近はリモートワークなども増えお家の中で過ごす時間も以前に比べると多くなっていることと思います。
そんな中でも自宅で快適に過ごすために今まで以上に日当たりのよさや暖かさを住宅に求める方が多くなっているようです。
室内で快適に過ごすために考えたいものが「窓」
機能性ヨシ!デザインヨシ!の窓がついていればお部屋で過ごす時間も素敵なものになるはずです。
そこで今回は窓についてあれこれ詳しくご説明していきます!

目次=====================
1.窓はリノベーションできるのか?
2.窓をリノベーションするメリット及び注意点
3.窓をリノベーション出来ないときは
4.まとめ
=======================

=====================
1.窓はリノベーションできるのか?
=====================

窓の特徴として、実はあまり知られていませんが、建築基準法や消防法などの法律等が複雑でわかりにくい、というものです。
窓の変更ができるかできないか、どんな風に変えることができるか。
それはとても専門的な領域ですので、現実的にはリノベーション業者に相談・確認しながら検討していくのが最もスムーズでしょう。

というのも、マンション等では窓はあくまで「共用部」になり、そもそも変更できないこともあれば、一部変更できることもあります。
ですので「窓」はリノベーションできるものとできないものがある!ということです。
分かりづらいですね…。また、変更できても管理規約上の「届出」が必要だったりするなど、とにかく複雑です。
ではどこまで何が変えられるのか。それは窓を構成するガラスの種類や窓そのものの種類によって内容が異なります。

=======================
2.窓をリノベーションするメリット及び注意点
=======================

メリット1 電気代を節約!
窓の断熱リフォームは、お部屋の暑さ寒さ対策だけでなく、冷暖房費の削減やCO2排出量の削減効果も期待できます。
家の窓を断熱効果のある「Low-E複層ガラス」に交換したシミュレーションをした場合、戸建住宅で1戸あたり年間4~7万円。集合住宅では年間1~3万円の節電効果があるとも言われています。お部屋が快適になるだけでなく、冷暖房費の節約や省エネにも繋がります。
(※「板硝子協会」省エネルギー効果のシミュレーション計算による)

メリット2 防音対策・音漏れ対策
窓はガラスの厚みが薄いのに加え、構造上スムーズな開閉のために隙間が設けられています。そのため、壁等に比べて音が出入りしやすい箇所です。
内窓(二重窓)を設置することで、気密性が高まり、窓からの騒音対策や部屋の音漏れ対策が可能です。

メリット3 使い勝手の解消
経年劣化により窓が歪んで開けづらい、開閉出来ない窓(はめ殺し窓)を開閉できるタイプの窓にしたい、ルーバー窓を上げ下げ窓にしたい等々、窓の種類を変えたり開け閉めをスムーズにすることも窓リフォームで可能です。

そのほかにも視線対策や防犯対策ができるなどのメリットもあります。
次に注意点をみていきましょう。

① 部分的なリフォームなので、家全体の断熱・防音は×
比較的手軽に出来る窓リフォームですが、あくまで部分的なリフォームのため、窓以外の部分が原因だと悩みが解決しない場合があります。
例えば音の場合、窓から入ってくる音に関しては軽減することが出来ますが、壁や床・通気口等の箇所から入ってくる音には総合的なリフォームが必要です。

② 窓の見た目や使い勝手がリフォームによって変わることがある
窓リフォームによってこれまでの使い勝手と異なる場合があります。
窓枠(フレーム部分)はそのままに、ガラスのみを交換するリフォーム方法では、一枚ガラスに比べてガラスの重みで開閉が少し重く感じます。
内窓の場合は開閉時に2回動作が必要になります。また、カバー工法による窓リフォームの場合は元々の窓に比べ、ガラス部分の面積が少なくなるなどの見た目の変化があります。

また稀にですが、気密性が良くなることで玄関ドアが開けにくくなったり(マンションなどの場合)、窓リフォームをして窓に出来る結露はなくなったけど、逆に壁に結露が出るようになったりします。
使い勝手がよくデザインもいいものにするためには法律なども含め様々な検討を行う必要があるため、ぜひリノベーション会社にお任せすることをおすすめします!

=====================
3.窓をリノベーション出来ないときは
=====================

いろいろと検討したけれどリノベーションは難しそう、でも今のまま古い窓だとせっかく素敵にリノベーションしたお部屋と合わない…なんてことも。
ここでは窓周りの施工が必要かどうかもあわせて既存窓の活かし方をご説明します!

ブラインド 窓周りの施工:不要
下地の確認は必要ですが、壁を壊すなどの大がかりな工事は不要なので、つけたい時に付けることが可能です。床・壁・ドアの木色、ソファ、テーブルなどの家具の木色に合わせた色をチョイスすることで、空間全体にまとまりが生まれます。

ローマンシェード 窓周りの施工:不要
布地を折りたたみながら上下に昇降させて、開閉します。閉めた時に布がフラットになるものが多いため、室内がスッキリした印象になるのが特徴です。
施工は、既存の窓にそのまま取り付けられるものが多く、リフォームやリノベーション後に「窓周りをなんとかしたい」という時にも取り付けることが可能です。

カーテン 窓周りの施工:不要
最も身近なカーテンですが、窓自体はそのままでも室内のデザインと合わせることで、室内に統一感が出ます。

カーテンボックス 窓周りの施工:要
リノベーションやリフォームのタイミングでデザインをしておく必要があります。
無機質なカーテンレールとヒダ山を隠すことで、室内のごちゃっとした印象がなくなりスッキリとした窓周りとなります。

窓枠を壁と同化(モルタル仕上げ) 窓周りの施工:要
モルタルで窓枠そのものを塗り、壁と同化させるテクニック。窓枠一つないだけで、室内が非常にスッキリとし、外の緑が絵のように切り取られて、室内とシームレスに繋がる仕組みになっています。リノベーションならではの手法と言えるでしょう。

窓の手前に障子の設置 施工:要
障子を閉めると窓の存在はなくなりつつ、窓本体には透過性のあるスクリーンをつけて、柔らかな光を通す仕様になっています。

=====================
4.まとめ
=====================

今回は、窓についてリノベーションできるのか、またできない場合はどうするのかについてメリット・注意点を含めご説明させていただきました。
窓一つとっても機能とデザインを両立させるためには様々なことを考えなければいけないので大変ですよね。
なおかつ自分好みのお部屋に仕上げたい!となれば自分だけではどうしようもないとなることもあると思います。
そういう時にはぜひプロにお悩みをお聞かせください!

素敵な住まいでの快適な生活の為に私たちでできる限りのご提案をさせていただきます。
弊社ガウディランドでは、お客様の様々なご相談を受けつけておりますので、お気軽にご相談ください。

中古リノベーションの資料請求はコチラ!

建築家とつくる家【design casa】の資料請求はコチラ!

Column一覧に戻る