賃貸とマイホームどっちがお得?
- 2023.01.20
- 不動産売買
みなさんこんにちは。ガウディランド斎藤(旧姓:鈴木)です。
今回は賃貸かマイホーム購入か、迷っている方に向けた記事になっております。
絶賛マイホーム探し中という方、もう少ししたら探しだしたいと言う方もぜひご覧いただけますと幸いです。
皆さん、賃貸に住み続けるか、マイホームを購入するか迷った経験はないでしょうか?
今、賃貸に住んでいる方はいざマイホームの購入を考えても、「一生そこに住む」となるとなかなか一歩踏み出せなかったりしますよね。
ですが不動産業界で働く私からするとマイホームを購入することをお勧めいたします。
その理由を詳しくお話していきますので、ぜひご一読ください。
――目次―――――――――――――――
1、 賃貸と持ち家どちらを選ぶ人が多いのか
3、 賃貸と持ち家ではどちらがお得か(マンション購入の場合)
4、 賃貸と持ち家ではどちらがお得か(賃貸暮らしを続けた場合)
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1、賃貸と持ち家どちらを選ぶ人が多いのか
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本題に入る前に、そもそも賃貸と持ち家ではみなさんどっちを選ぶ人が多いんでしょうか?
これはズバリ持ち家です。
平成27年の総務省の国勢調査によると、全体の62.3%の人が持ち家有りと答えています。
また、平成29年度の国交省の土地問題に関する国民の意識調査によると
「持ち家がほしいですか?それとも賃貸のままがいいですか?」という質問に対し、
持ち家がほしい!と答えた方が75.7%もいました。
もちろん賃貸にも賃貸ならではのメリットがあるので、
16.3%の方は賃貸を選んでいるんですけどね。
こういったデータからも持ち家人気ということがわかります。
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2、不動産サイトの比較シュミレーション
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それでは本題です。
賃貸とマイホーム購入ではどちらのほうがお得なんでしょうか?
不動産関連のサイトでよく比較シュミレーションが乗っておりますので
みなさんも目にされたことがあるかもしれません。
ですが、なかなか正確に金額を比較することは難しいのが現状です。
なぜ難しいかというと、実際に賃貸と物件購入で比較するとなると
「どこのどの物件に何回引っ越しするのか」
「家賃はいくらか」
「更新料はいくらか」
「家を買うならどこのどの物件を買うのか」
「物件価格や諸費用はいくらか」
「リフォームにはいくらかけるのか」
「住宅ローンを使うのか現金購入か」
「融資先はどこの銀行で、金利等諸条件はどのようになるのか」等
不確定なことが多すぎるのです。
その為、こういったシュミレーションはご自身の条件と100%一緒になることがありませんのであまり信じすぎないようにしましょう。
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3、賃貸と持ち家ではどちらがお得か(マンション購入の場合)
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「なんだ、賃貸と持ち家どちらの方がお得か結局分からないってことか」
そんなことはありません。
賃貸は仮に今お住まいの賃貸にこのまま住み続けるとして、
今までに払ってきた経費をもとに家賃の計算をすることはできます。
◆とあるご家族で考えてみましょう◆
例)30歳のご夫婦、お子さんが1人いるとします。
この家族がマンションを買った場合、賃貸暮らしを続けた場合をそれぞれ比較します。
まず、マンションを購入した場合。
・リノベーション・諸費用込み3,500万円のマンション(弊社ガウディランドの中古リノベ相場)を購入
・住宅ローン金利0.85%
・35年ローン
・ボーナス返済なし
・自己資金なし
↑こちらの条件で購入したとします。
この場合
・月々の返済額:96,372円
⇨家賃とあまり金額差なく、オリジナルリノベのおしゃれなマイホームに住める!
・完済時年齢:65歳(35年ローンの為)
⇨定年後はローンの支払いがなくて済む!
そのほかの持ち家のメリット
・団体信用生命保険に加入することで、もしものときにも安心!
・お子さんやご家族に資産を残せる!
・もしものときには貸しに出したり売却できる!
・リノベーションできるので、ご自分の好きに内装や間取りを変えることができる!
より早く住宅ローンを組むことで、同じ35年ローンでも完済時年齢が早くなりお得ですね^^
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4、賃貸と持ち家ではどちらがお得か(賃貸暮らしを続けた場合)
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逆に賃貸暮らしを続ける場合です。
仙台市の2LDK〜3LDKのファミリー向け物件の家賃相場は約8万円です。
持ち家の35年ローンに合わせて、35年間住んだ場合の家賃を考えてみましょう。
月々8万円の家賃を35年間となると・・・
総額、なんと・・・3,360万円です!
あれ、この金額・・・マンション買えるんじゃない?と思いませんでしたか?
ここから更に更新料もかかるとなると、実際にはもっと払う必要があります。
更に怖いポイントとしては
これが30歳から65歳までの35年間の家賃であるということです。
つまり、それ以降も住み続けるとなるともっともっと費用がかかるんです。
例)80歳まで(50年間)住み続けた場合:総額4,800万円
90歳まで(60年間)住み続けた場合:総額5,760万円・・・
月々でいえば8万円ずつの支払いですが、
長い目で見るとこれだけの金額になるんです。
知らぬ間にオーナーさんにこれだけの金額を払っているんですね。
しかもこの家賃を年金生活になっても払い続けるとなると、どうでしょう。
なかなか大変だということは想像がつきますよね。
もちろん後から安いコンパクトな家に移ることは可能ですが、
賃貸暮らしを続ける限り家賃の支払いがなくなることはありません。
その他にも先程マンション購入でお話した団体信用生命保険が賃貸の場合はありません。
その為、もしもご主人になにかあった際にも残された家族が家賃を払い続けなければいけません。
賃貸なので好きに内装を変えることもできません。
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5、まとめ
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少し暗い話になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
これが持ち家と賃貸との現実的な差です。
色々な所に住んでみたいから賃貸!と思っている方も、
この機会にぜひ先々まで考えた上でご検討いただければと思います。
もちろん転勤の多い方などもいらっしゃるかと思いますので、
ご家族のライフスタイルに合わせてご検討ください。
それではまた次回お会いしましょう。