建物の構造体とは

こんにちは。仙台の中古リノベとcasa取扱店、ガウディランドの安川です。

以前、躯体についてご説明しました。今回はその続きになりますが、建物の構造をかたちづくる部材の集まり『構造体』についてご説明します!
(躯体についてご覧になっていない方はこちらをクリック

目次=================
1.構造体とは
2.木造について
3.鉄骨造(S造)について
4.鉄筋コンクリート造(RC造)について
5.まとめ
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1.構造体とは
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建物を支える骨組みのことを『構造』、構造を造る方法を『工法』といいます。
構造は建物を支え、一度造ると簡単に変えることができない、建物の部位の中で最も重要な部分です。
建物の構造は、素材によって『木造』『鉄骨造』『鉄筋コンクリート造』と大きく3種類に分かれます。
それぞれの構造には、どのような特徴があるのでしょうか。

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2.木造について
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木造とは、建物の柱や梁など、建物の主要な骨組みを木材で造る構造のことです。さらに分類すると、木造軸組工法、木造壁組工法(2×4工法、2×6工法など)、木造丸太組工法(ログハウス)の3種類があります。
木造は、日本では古くから寺社仏閣を含めた数多くの建物に用いられ、住宅としても普及率の高い構造形式です。

・メリット
①建築コストがかかりにくい
②熱を伝えにくく断熱性に優れている
③天然素材で体と心にやさしい
鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて木造は、コストを低く抑えられることがメリットの一つです。
木は熱伝導率が低いため、冬場の外の冷気や夏場の熱気を遮断し、一年中快適な室温を保つことができます。また、木は天然素材のため、リラックス効果や調湿効果もあり体と心にやさしいと言われています。

・デメリット
①耐震性に気を付ける必要がある
②シロアリ被害を受けやすい
普通に木造で造るだけでは、鉄骨造・鉄筋コンクリート造と比べ、耐震性が低くなります。
耐震性の高い木造住宅を建てるためには、地震に強く強度の高い工法を採用したり、良質な木材を使用したり、制震システムを取り入れるなど、高規格で家を造るノウハウが必要です。
また、木はシロアリなどの害虫被害が生じる場合があるため、対策や定期的な点検が必要となります。

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3.鉄骨造(S造)について
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鉄骨造とは、建物の骨組みを鉄で造られた柱や梁で組立てた構造のことをいいます。
近代で発達した工法で、住宅だけでなく高層建築物や、大きな橋の橋梁など大型建造物も鉄骨で造られています。
鉄骨の中でもさらに分類すると、重量鉄骨工法(中・高層建築物)、軽量鉄骨工法(2〜3階建てまでのプレハブや住宅など、小規模建築物)の2種類があります。

・メリット
①大空間が造りやすい
②木造より耐震性を上げやすい
鉄は素材の強度が高いため、梁を鉄骨で造ることにより柱や壁のない大きな空間がとれたり、大きな窓や開口部を広くとることができます。また、木造と比べて耐震性を上げやすい特徴もあります。

・デメリット
①建築コストがかかる
②火災に弱い
③熱を伝えやすく断熱性が低い
一般的に木造より建築コストがかかります。
鉄は一定の温度に熱せられると急激に強度が落ち、約500℃で強度が半減するので、万が一火災が起きて高温になると倒壊するおそれがあります。
意外に思われるかもしれませんが、構造体自体の耐熱・耐火性は木造よりも劣ると言われています。
また、木に比べて熱伝導率が圧倒的に高いため、外気の冷気や熱気が鉄に伝わることで、室内の暖房や冷房の効率が悪くなります。(建築用語ではヒートブリッジ現象と言います)これが「鉄骨の家は、冬は寒く、夏は暑い」と言われる所以です。

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4.鉄筋コンクリート造(RC造)について
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鉄筋コンクリート造とは、建物の柱や梁・壁を、鉄筋を中に入れたコンクリートで造り上げる構造です。
近代で発達した工法で、住宅だけではなく高層建築物や大型建造物なども鉄筋コンクリート造で造られています。
鉄筋コンクリート造をさらに分類すると、軸組工法(高層建築物・大型建造物)、壁組工法(低層建築物)の2種類があります。

・メリット
①耐震性を上げやすい
②大空間が造りやすい
③耐火性、防音性、気密性に優れている
圧縮に強いコンクリートと、引っ張りに強い鉄筋を合体させて造るため、非常に強固な構造を造ることができます。柱や壁を少なくして、梁を長くできるので、大空間がとれたり、窓や開口部を大きくとれます。
木造と比べて耐震性を上げやすく、全面コンクリートで覆われるため、耐火性・防音性・気密性が高いことも特徴です。

・デメリット
①建築コストがかかる
②結露が生じやすい
③熱を伝えやすく断熱性が低い
木造や鉄骨造に比べ建築コストがかかりやすく、工事期間も長くかかります。
鉄筋コンクリート造は他の構造に比べ建物自体の重量が重いため、強固な地盤が必要となり、土地によっては地盤改良工事などによりコストが上がる場合があります。
構造体自体の熱伝導率が高いことで、外気温の影響を受けやすいため、夏は暑く冬は寒くなりやすいというデメリットもあります。それに伴い、気密性が高い反面、内部結露やカビの対策が必要です。

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5.まとめ
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それぞれの構造の特徴やメリット・デメリットについてご説明しましたが、それぞれの構造には一長一短があります。各建築会社はそれぞれ主力とする商品の構造を選択して販売していますが、どのようにメリットを活かし、どのようにデメリットを打ち消しているのか、そこが企業努力の物差しとなります。そこに注目して建築会社の選定をするのもひとつではないでしょうか。
皆さまが『どのようなお住いで、どのように暮らしたいか』をイメージし、インターネットやSNSで画像や情報を見ることはもちろん、各建築会社のモデルハウスで実際に空間を体感していただくと、より具体的な暮らしを想像することができますよね。
理想のお住まいを叶える第一歩として、家づくりの基盤である構造へ目を向け、仕組みを理解し、お客様にとってどの造り方が最適なのか考えてみましょう。

弊社ガウディランドでは、お客様の様々なご相談を受けつけておりますので、お気軽にご相談ください。

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