コラム

知らないとやばい!「無垢フローリング」のメリット・デメリット

宮城・仙台の中古リノベとcasa取扱店ガウディランドの設計デザイナーの石栗です!

いよいよ夏も終わりですね!
皆さんのこの夏の思い出はなんですか?

夏の暑さや天候に負けずたくさん楽しめましたか?

私は、友人と行ったBBQを堪能しました!
今年は2日連続BBQをしたので、この夏の思い出は「肉」です!

大好きなラム肉がでてきた時はテンションが上がりっぱなしでした!

やっぱりお肉を頬張っている時は幸せですね…
また1年後も楽しみです!
さて、今回のコラムはこれからお家づくりを考えている方向けに
「無垢」フローリングのメリット・デメリットについてご紹介します!

お部屋の印象に大きく関わるフローリングはインテリアテイストを決めるうえでとても重要です!

フローリングの中でも特にSNSなどでよく発信されている
「無垢」フローリングについて紹介してますのでぜひご覧ください!


= 目次 =

1.フローリングの種類
2.無垢フローリングのメリット・デメリット
3.よく使われる無垢の樹種と特徴
4.フローリングを選ぶ際に抑えたいポイント
5.まとめ

【1.フローリングの種類】

本題に入る前に、そもそもフローリングってどんな種類があるの?
というところから入りたいと思います!

フローリング材を大きく分けると「無垢(単層)フローリング」「複合フローリング」という2種類に分類されています。

「無垢フローリング」は最近SNSでもよく目にする方が増えているのではないでしょうか。
このフローリングは天然木の一枚板を加工して制作された床材になります!

樹種によって色や固さが異なることに加え、木目柄にばらつきがあります。

天然木ならではのメリットがたくさんありますがデメリットもあります。
後ほど詳しく紹介しますね!

「複合フローリング」は合板の表面に薄く加工した天然木や化粧シート等を張り合わせ手作られた床材です。
無垢フローリング材と比べてコストが抑えられるので標準的な床材としてよく使われています。
複合フローリングの表面は主に「挽板(ひきいた)「突板(つきいた)」「シート」の3種類があります。

それぞれの大きく異なる点は「表面の木材の厚さ」の違いです。
「挽板」は木材を2〜3mm程度の厚さに加工した板で、仕上がりの質感は無垢材に近いものになります。

 

「突板」は木材を0.2〜1mm程度の厚さに加工した板です。

 

「シート」のフローリングは木目調にプリントされたシートが貼られたものです。
本物の木ではありませんが近年、本物と見間違えるような精巧なデザインのものが出てきています。


【2.無垢フローリングのメリット・デメリット】

さて、フローリングの種類について紹介してきましたが、
無垢フローリングを使っている人は何に惹かれて選んだのでしょうか…

メリットはもちろん!デメリットも含めてそれぞれ詳しく紹介していきます!

 

メリット① 温かみのある木のぬくもり
無垢は自然の基礎のものですので、足の裏の肌触りが良く木の香りが漂ってリラックス効果もあります!
触れるとサラサラしていて夏場でもベタつく感じがありません!

メリット② 経年変化を楽しめる
自然のナチュラルな風合い・素材感で経年変化によって味が出てきます!

メリット③ 調湿性
無垢材自体が空気中の水分を吸ったり吐いたりすることで
お部屋の湿度を調整してくれる作用があります!

メリット④ デザイン性
自然のランダムな木目の美しさが無垢ならではの良さです。
木の濃淡や節の位置などが自然そのものを表現してくれます!

 

デメリット① コストが高い
複合フローリングと比較すると一枚あたりの単価が高くなります。
無垢は木材の中で取れる部分が限られているため大量生産に適していないのが理由です。

デメリット② 傷や汚、水分に弱い
無垢は空気の層を多く含んでいるため、物を落としたときの傷や凹みがつきやすいです。
汚れや水分も同じで染み込みやすく、すぐに拭かなければシミになる可能性もあるので注意が必要です。

ただ、ワックスやオイルの撥水作用が効いていれば素早く拭き取ってあげると染み込むことも避けれます!

デメリット③ お手入れ・メンテナンス
無垢フローリングには定期的なワックスやオイルでのお手入れが必要になってきます。

使用状況により、ダメージやワックスの剥がれが異なりますので、
よく通る箇所は数ヶ月に1度、そうでもなければ1年に1度など、床の状態を見て判断することになります。

また、デメリット②で話した傷や凹みに対しては霧吹きでシュッと水をかけて、濡れた雑巾を被せて
アイロンを当てればずいぶんにより膨張して傷や凹みが修復されてくれます!

樹種や傷の大きさによっては難しい場合もあるので修復できるから落としてもいい!とはならないでくださいね(笑)

 


【3.よく使われる無垢の樹種と特徴】

フローリングの種類の他に重要になるのは「樹種」になります!

ここではよく使われている3つの樹種の種類と特徴をご紹介します!

①オーク/ナラ
オーク材は数あるフローリング材の中でも最も人気がある樹種のひとつです。
耐久性や耐水性が高く、加工がしやすいという特徴があります。

ヨーロッパなどの土足文化がある地域でも古くからの床材として長く愛用されています。
天然木ならではの多様な木目の表情は流行に左右されない安定的な人気の理由にもなっています。

②ウォールナット/ブラックウォールナット
ウォールナット材は世界の銘木に数えられる貴重な樹種で黒〜茶褐色の色味が最大の特徴です。
日本でウォールナットと呼ばれる木材はブラックウォールナットと呼ばれる樹種を指すことが多いですね!

木質は重厚感があり加工性も良く、フローリング以外にも高級家具や楽器などにも多く使われ世界的に人気の高い樹種と言われています。

重めの高級感のあるインテリアがお好みの方はおすすめの樹種です!

③ブラックチェリー
ブラックチェリーはウォールナットと並ぶ高級木材として様々な用途で利用されています。
薄い赤褐色の色味艶が出やすく滑らかな木肌が特徴です!
経年変化により赤みが増してきますが、一定のレベルに達すると落ち着き美しい色合いになります。



【4.フローリングを選ぶ際に抑えたいポイント】

最後にフローリングを選ぶ際のポイントを3つまとめました!
3つとも重要になってくるので、ぜひ選ぶ際に参考にしてください!

ポイント① 意匠性
意匠性とは簡単に言うと見た目になります。色味、木目など重要ですね!
内装のイメージを大きく左右する要素が高いだけに意匠性に対してのこだわりがポイントになってきます。

例えば、色には「軽さ」と「重さ」という概念があります。
薄い色のフローリングを使用した場合、開放感軽やかさが演出できます。
濃い色の場合はお部屋が暗く重く見えるため、高級感落ち着いた雰囲気がお好みの方にはぴったりです。

細かいところで言うと、
フローリングの幅が広くなることで空間が広く感じると言った視覚的効果があります。
このように細かなところをこだわるだけでもお部屋の印象は大きく変わります!

ポイント② 質感や肌触り
今の時代、SNSを開いただけでもたくさんの情報が入ります!
しかし写真だけで判断するのは危険です!

実際の色味や質感、肌触りは実物を見るまではわかりません。
実物のサンプルを見ると写真と違うイメージと違ったなどたくさんの声をいただきます。
そのため実際に手にとって決めることが一番です!

ポイント③ 機能性
床材はそのお部屋の用途に分けて選ぶことが大事です。
水廻りやペット、床暖房仕様など様々な機能がある床材が増えてきています。
使用する用途に合わせて適切なフローリングを選ぶ必要があります!

【5.まとめ】

無垢フローリングについて紹介してきましたがいかがでしょうか。

フローリングひとつ選ぶだけでも
樹種や色味・節の有無・木柄のよう考えることはたくさんありますね!

SNSでもよく発信されている「無垢」という響きの良いワードにつられそうになりますが
まずは何を重要視するか自分の好みは何かをはっきりさせましょう!

そして悩み事・分からないことがありましたら我々プロにご相談ください!

また次回のコラムをお楽しみに!

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