最近流行りの「LDKG」とは?

こんにちは、設計デザイナーの佐藤幸也です。
最近ご好評頂いている、建築家と一緒に住まいづくりができる「design casa」
変形地や狭小地が得意分野ですので複雑な土地でも諦めず気軽にお問い合わせください!

 
今回はそんな「design casa」の施工事例をもとにリビング空間についてお話していきます。

 
 
みなさん、「LDK」はご存知かと思いますが、最近では「LDKG」とする間取りをオススメしています。

 
「G」とは玄関ホールです。

 
そう、つまりLDKと玄関ホールの仕切りを無くして空間を広く感じさせる間取りを「LDKG」と勝手に呼んでいます。

 
 
まずは施工例を御覧いただきましょう。

 
 
 
LDKG_1
 
 
 
 
 
各要素(リビング・玄関・廊下・階段室)は一般的な贅沢をしない広さと同じで、仕切りを無くして一体的な空間にするだけですごく広い空間に見えますよね。

 
さらに、外部空間となるポーチテラスのレベルを玄関土間空間と揃えてあげることで外部空間も取り込んでいます。
見てわかるようにテラスの広さも、みなさんが想像するような広いお庭ではなく、
最近ありがちな最低限の広さとなっています。

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※ガウディランドの施工エリアとなる仙台市内では土地を割って販売しているケースが多い為、事例のような広さになることが多いのが現状です。
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このように、一般的には玄関ホールとリビングは仕切を設けて空間を分けて設計しがちですが、
LDKGを一体にすることで、玄関の暗くて狭いイメージを解消しながらリビング空間を広く見せることができるのです。

 
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LDKGをつくるためのポイントは「連続性をもたせる」です。
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空間を広く見せるためには他用途空間へ連続性をもたせることで一体感が生まれます。
例えば、
①玄関土間と屋外テラスのレベルやカラーを合わせることでサッシとの仕切はあれど空間は一体化することができます。
②玄関の収納と廊下の収納が連続しているように別用途の収納でも連続するように配置すると空間に方向性が生まれ結果として広がる感覚をもつことができます。

 
 
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ここで、LDKGにすることでのデメリットをご紹介していきます。
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①冷暖房効率が悪い
空間が広くなること・玄関土間からの放射冷却・玄関ドアの開閉による外気侵入等より、
特に冬場の暖房効率は悪くなるため、季節によって仕切ができるようにロールスクリーンの設置等で対策することが多いです。

 
②来客の視線が通りやすい
事例のように、玄関ドアを開けてリビングまで見渡せるような計画になることが多いため、来客の視線が気になる場合は対策が必要です。
玄関ドアの向き・ソファの向き・テレビの位置にて視線を誘導してあげれば目があうことは無くなるでしょう。
また、宅配ボックスの設置やインターホンでの対応等で見知らぬ人への対策はできることも多くあります。

 
③靴の匂い
夏場や梅雨時期は奥に気になるのが、靴の匂いですよね。
これは扉付きのシューズボックス・クロークを設置することで解消できます。
しかし、靴だけでなく、雨具や傘立て、ベビーカー等、匂いの原因となるものが多くなりがちな玄関スペースでは、
定期的な掃除や換気をすることをオススメしています。

 
以上、デメリットを紹介しましたが、今まで一般的であった間取りの構成も常識を変えるとメリットが大きくなることもあります。

 
これは、住まい手によって家も自由に変えられるべきであって、住宅メーカーがルールを決めるものでは無いという考え方が浸透してきたということになるのです。

 
 
最近、街ぶらしていると、物販店の陳列棚も商品が頻繁に変わるようになったな〜と個人的には感じます。

 
それだけ変化が目まぐるしく、好みもばらつきが出てきたのではないかと思います。

 
 
住まいも同じです。

 
 
あなたのための、あなただけのデザインを、自由におしゃれに。

 
 
是非参考にしてみてください!
また後ほど。

 
 

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