“なんかダサい”にならないために、ここまでこだわる【LEDランプ光色編】
- 2025.12.28
- 設計・施工・デザイン

こんにちは、仙台で「中古物件+リノベーション」を手がけている、ガウディランドの藤本です。
五橋に通う日々にもすっかり慣れ、最近はランチ外食にチャレンジしたいなと思っている今日この頃。
先日は、ガウディランド近くにあるスープカレー屋さん『Three Brothers』へ行ってきました。


辛さレベルやスープベースを自分好みに選べるスープカレーは、激辛が苦手な私でも美味しく食べられて大満足。
これはリピート確定です。
皆さまも仙台五橋近辺やガウディランドにいらした際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
さて今回は、“ここまでこだわるシリーズ”第二弾として“LEDランプの光色” にスポットを当てたいと思います。
光色は、見た目のおしゃれさだけでなく、その空間で「どう過ごしたいか」「どんな時間を重ねたいか」に深く関わる要素。
おしゃれなリノベーションや新築住宅に仕上げるために、そして、長く心地よく暮らすために、ぜひ知っておいてほしいポイントです。
なんとなく選ぶと、完成後に「悪くないけど、なぜか落ち着かない」そんな違和感が残ってしまうことも。
今回は“光の色”という視点から、住まいの質を少しだけ底上げするヒントをお届けします。
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■目次
1.光色とは
2.LEDの光色とおすすめのシーン
3.光色選びのコツ
4.まとめ
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1|光色とは
照明器具から出る光の色を「光源色」といい、一般的には『光色』と呼ばれます。
光色は「色温度(単位:K(ケルビン))」という数値で表され、さまざまな色合いがあります。
例えば、太陽光を色温度で表すと、
• 曇りの日: 約6,000K(やや青みのある色合い)
• 晴れた昼間: 約5,500K(ニュートラルな色合い)
• 朝日・夕日: 約2,000K(赤みのある色合い)
というように、数値が高いほど青みが強く、数値が低いほど赤みが強くなります。
LED照明の場合、主に「電球色(2700K)」「温白色(3500K)」「昼白色(5000K)」の3種類に分けられます。

ここからはそれぞれの特徴とおすすめの使い方を見ていきましょう。
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2|LEDの光色とおすすめのシーン
◆ 温かみがあり、リラックスできる「電球色」
電球色は、その名の通り白熱電球に近い、温かみのある光色です。
色温度は約2,700〜3,000Kで、夕焼けに近い色合い。
電球色を見ると、脳が「1日の終わる時間」と認識し、自然とリラックスモードに入ると言われています。

【適した場所・シーン】
リビング、寝室、トイレ、浴室など、くつろぎたい空間におすすめ。
帰宅時にほっとできるよう、玄関に取り入れるのも◎。
落ち着いた雰囲気を演出し、オシャレ感が増すため、ガウディランドで一番人気の光色です。
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◆ 落ち着きと明るさのバランスがいい「温白色」
温白色は、電球色よりも少し明るく、それでいて落ち着きのある光色。
色温度は約3,500Kで、朝焼けのようなやわらかさがあります。
リラックス効果を感じつつも、暗すぎないのが魅力で、近年人気が高まっています。

【適した場所・シーン】
くつろぎたい空間はもちろん、洗面室やクローゼットなど、メイクや身だしなみを整える空間にもおすすめ。
「電球色だと少し暗い」「昼白色はまぶしすぎる」
そんなときの“ちょうどいい中間”として選ばれることが多い光色です。
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◆ 活き活きとした自然な色合いの「昼白色」
昼白色は、昼間の太陽光に近い、爽やかで活き活きとした光色。
色温度は約5,000Kで、文字や色をはっきりと見せ、作業性が高いのが特徴です。

【適した場所・シーン】
集中力も高められるため、勉強や作業をする部屋におすすめ。
一方で、リラックス目的の空間にはやや不向きな面も。
ガウディランドの空間づくりではもっとも採用数が少ない光色です。
3|光色選びのコツ
光色選びは、単に「好み」だけで決めるのではなく、空間の役割や暮らし方まで含めて考えることが大切。
仙台でリノベーションや新築住宅を検討されている方にも、ぜひ意識してほしいポイントをまとめました。
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◇同じ空間に光色を混ぜすぎない
ひとつの空間の中で、電球色・温白色・昼白色を無計画に混ぜてしまうと、光の印象がちぐはぐな印象になり、せっかくのおしゃれなインテリアの良さが伝わりにくくなってしまいます。
特にLDKのように視線が広がる空間では、光色の統一感がとても重要です。
用途上どうしても分けたい場合は、電球色+温白色など、色温度が近いもの同士を選ぶのがおすすめ。

↑ キッチンダウンライト:温白色 + その他:電球色
ガウディランドでは、リノベーション・新築住宅ともに「どこまで同じ空間として見せるか」を考えながら、光色のバランスを丁寧に計画しています。
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◇自然光が入る場所は「調色タイプ」を検討する
仙台の住まいは、季節や時間帯によって自然光の入り方が大きく変わります。
日中は明るい日差しが入るリビングも、夕方以降は一気に印象が変わるもの。
そんな空間には、光色を切り替えられる調色タイプの照明を取り入れるのもひとつの方法です。
昼間は昼白色寄りで作業しやすく、夜は電球色や温白色に切り替えて落ち着いた雰囲気に。
一日の流れに合わせて光を調整することで、より快適で上質な暮らしが実現します。
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◇間取りと「どう過ごしたいか」をセットで考える
光色選びでいちばん大切なのは、「その空間でどんな時間を過ごしたいか」を具体的にイメージすること。
おしゃれに見えるかどうかだけでなく、くつろぎたいのか、集中したいのか、家族と会話を楽しみたいのかによって、最適な光色は変わります。
暮らし方に合った光色を選ぶことで、完成後に「なんか落ち着かない…」という違和感を防ぐことができます。
4|まとめ
照明の光色は、インテリアの一部でありながら、暮らしの質を大きく左右する要素です。
デザインだけでなく、過ごし方・気分・時間帯まで含めて考えることで、空間はぐっと心地よくなります。
「なんとなく」で選ばず、ここまでこだわる。
そんな視点で、ぜひ光色選びもこだわってみてください
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ガウディランドは、宮城・福島エリアで住まいと暮らしをトータルにデザインしています。
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