新・神動線「リセット動線」とは!?
- 2025.09.29
- 設計・施工・デザイン

みなさん、いよいよですね!
「あたらしい街ナカぐらし」10/8にイオンモール仙台上杉がオープンします!
大型の商業施設が開業すると周辺地域の「生活利便性」は劇的に向上します。
2025年は特に周辺の新築マンションよりも中古マンションの問い合わせが倍増しており、仙台でリノベーションといえばガウディランド!というお声をいただくことが増えました。
「イオンモールが近くにある」という付加価値は将来設計の中でも大きな財産になるはずです。
それでも自然に触れながら暮らしていきたい、私、デザイナーの佐藤です。
毎日を快適に心地よく過ごすために、間取りで最も大切なものは何でしょうか。
収納力や日当たり、広さなど様々ありますが、近年特にご要望が増えているのが「動線」です。
ガウディランドではもちろん、家事動線の良い間取りは当たり前です。
説明するまでもなく、実際に暮らしていただければわかります。
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しかし私たちはもう一歩踏み込み、「暮らしの中で生まれる乱れを整える動線」に重点を置いています。
それが私たちが提案する 「リセット動線」――別名“新・神動線”です。
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「リセット習慣」、みなさんはお持ちですか?
朝の出勤前の慌ただしさや憂鬱、帰宅後の部屋の散らかり、あるいは一日の終わりに感じる疲労感。
これらはすべて、日々の暮らしの中で発生する小さな「乱れ」であり、私たちを疲れさせる原因です。
これらを解消し、心身を整えることが「リセット」の目的です。
一日、一週間、一ヶ月と溜まっていくこの乱れを、日々の暮らしの中で自然と解消できるような「仕組み」を、間取りに組み込む。それは、設計士として、あなたの暮らしをデザインする者として、私たちが最も大切にしている視点です。
さて、こうした「乱れをリセットする空間設計への想い」を背景に、具体的な解決策である「リセット動線」について解説していきましょう。
= 目次 =
1.「乱れ」とは何か、なぜリセットが必要なのか
2.リセット動線がつくる「リセット習慣」
3.リセット動線こそ“神動線”である理由
【1.「乱れ」とは何か、なぜリセットが必要なのか】
暮らしの中で生じる「乱れ」は、単にモノが散らかることだけではありません。
・物理的な乱れ:
帰宅後に上着やカバンがリビングに放置される、洗濯物が溜まる、キッチンに食器が積み重なるなど。
・精神的な乱れ:
朝の「あれがない!」という焦りや、仕事終わりの「もう何もしたくない」という疲労感など。
これらを放置すると、住まいは安らぎの場ではなく「片付けなければならない場所」へと変わってしまいます。だからこそ、無理に「片付ける」のではなく、日常の行動の中で自然に整えられる仕組み――つまり無意識に身につくリセット習慣を生み出すことが大切なのです。
リセット動線の狙いは、通り過ぎるだけで自然に乱れが解消されること。その仕組みが暮らしに「習慣」として根づきます。
1. 帰宅時のストレスリセット
玄関からリビングへ入る前に乱れを解消する動線を設けます。
・脱ぐ・置く・しまうの一体化:
玄関横にシューズクロークやファミリークローゼットを配置し、上着やカバンをリビングに持ち込まず定位置に戻す。
・衛生リセット:
玄関から洗面所やキッチンへ直行できる動線で、手洗い・うがいを自然に完了。すぐにリラックスモードへ移行できます。
2. 朝のバタバタリセット
身支度の一連の流れを「準備ステーション」として計画します。
ウォークスルークローゼット:
寝室や洗面所と繋げて、移動の途中で着替えを完了。探す・取りに行く手間を省きます。
ながらリセット:
洗面とランドリーを隣接させ、身支度の合間に洗濯機を回す、脱いだ服をそのままかごへ入れるといった効率的な習慣を促します。
3. 部屋のちらかりリセット
リビングやダイニングで発生しやすい「一時置き」を減らします。
ゼロ・スポットの設置:
家族が通る動線近くに多目的収納を配置。
ついでにしまう仕組み:
郵便物やおもちゃ、調味料をわずか数歩で片付けられることで、散らかりが「常にゼロに近い状態」に。
いわゆる「家事動線」はルーティン作業を効率化するものです。
一方「リセット動線」は、気分・環境・時間といった曖昧な要素までも整えることに特化しています。
この動線を間取りに取り入れることで、住まいは単なる「生活の器」から、ずっと愛でていたい可愛い子になるはずです。
無意識の行動が心地よさに直結する――それこそが、私たちが設計を通じて実現したい最も大切な価値であると考えています。
また後ほど。
弊社、株式会社ガウディランドでは、宮城県や福島県の一部地域を施工エリアとしており、
得意としていることは、お住まい探し、不動産売買・仲介、リノベーションや新築住宅の設計・デザイン・施工、家具・インテリア・雑貨提案などなど。
この度、話題沸騰中のサウナの導入もはじめ「自宅にサウナがある暮らし」まで実現できるようになりました。
まずは些細なことでもご相談ください。
きっかけはいつでもワンクリックから、、