マンションの修繕積立金って??
- 2022.08.12
- 不動産売買
こんにちは。ガウディランドの佐藤です。
マンションの「修繕積立金」って知っていますか?
マンションにお住まいの方の殆どが支払っている金額です。
今回はこの「修繕積立金」についてご紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
目次=============================
1. 「修繕積立金」を知ろう!
2. 「修繕積立金」はどのようにして決まる?
3. 安い修繕積立金には要注意!!
4.まとめ
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1.「修繕積立金」を知ろう!
まずは修繕積立金が何のために徴収されているものかを知っておきましょう!
【修繕積立金とは】
マンションの建物の壁や屋上、その他共用設備などの維持・修繕するために定期的に行われる
大規模修繕工事に備え、毎月徴収して積み立てておくお金のことです。
大規模修繕工事はマンションによって異なりますが、10〜15年に一度サイクルで行うことが多いです。
大規模修繕工事では、マンションの外壁補修・塗装、屋上の防水工事、給排水管工事などを行います。
居住している方が安全・快適に住み続けるためにも大切な工事です!
ちなみに、中古マンションだと毎月の修繕積立金の徴収しか有りませんが、
新築マンションの場合は、購入時に「修繕積立基金」という徴収があります。
これは、管理組合発足時に積立がゼロスタートにならないよう、新築時購入者で負担する準備金のことです。
マンションによって金額は異なりますが、数十万円単位で必要になります!
新築マンションの購入を検討している方は覚えておきましょう!
2. 「修繕積立金」はどのようにして決まる?
修繕積立金額は、マンションで将来見込まれる大規模修繕工事などの内容、時期、概算費用などを
盛り込んだ「長期修繕計画」をもとに算出されています。
修繕積立金も長期修繕計画も、一般的には新築時に分譲会社が提示するものですが、計画の作成方法や
盛り込むべき内容などは国土交通省が作成している「長期修繕計画作成ガイドライン」にをもとにしています。
そして、修繕積立金には「目安額」も設定されています。
同じく国土交通省が作成している「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に記載されています。
適正な修繕積立金の目安については、下記表をもとに算出する事ができます。
「20階未満、5,000㎡以上〜10,000㎡未満、170円〜320円/㎡」のマンションで、
購入検討している部屋が70㎡の場合で計算してみましょう。
【お部屋の平米数70㎡ × 170円〜320円】が計算式です。
計算すると、修繕積立金の適正目安は「11,900円〜22,400円」の間になります。
開きはありますが、この間に購入検討している部屋の修繕積立金が該当していれば適正と言えるでしょう。
ただし、注意ポイントとしては、上記表の値は調査事例の3分の2が該当したラインで公開されていますが、
物件によって、築年数や大規模修繕のタイミング、工事費用などが異なります。
計算した修繕積立金は参考として見ておくのをおすすめします。
3. 安い修繕積立金には要注意!!
修繕積立金も毎月の支出になるので、「できるだけ安く済ませたい!」と考える方も多いでしょう。
とっても気持ちはわかるのですが・・・
その考え、正直言ってキケンです!
なぜなら、必要な額の積立金が貯まっていない可能性があるからです!
修繕積立金は長期修繕計画をもとに算出されると説明しました。
この長期修繕計画は定期的に見直しが必要とされています。
新築時の計画通りに修繕が進むとは限りません。自然災害等による突発的な修繕や
人件費・材料費の値上げなどによる計画の変更は付きものです。
そのため、長期修繕計画も定期的に見直して、必要に応じて修繕積立金が変更されることが殆どです。
修繕積立金が安くても、きちんと必要な分の費用を積み立てられていれば何の問題も有りませんが、
中には修繕積立金が不足しているにも関わらず、値上げもせずにそのままになっているマンションもあります。
修繕積立金が不足している事によって出てくるデメリットがあります。
それが、こちら↓
・修繕積立金の一時徴収
修繕に足りない分の費用を居住者で賄うために一時徴収される可能性が出てきます。
その額も数十万円の請求になることもあります。なかなか大きな負担ですよね。
・マンションのメンテナンスが行き届かない
修繕費用が足りず、共用部のメンテナンスに影響が出ることも。
特に、大規模修繕工事はマンションを維持していくための大切な工事です。
それができないとなると・・・怖いですね。
・資産価値にも影響が出る
修繕関係が疎かになっているマンションは、資産価値も低くなる可能性が出てきてしまいます。
修繕積立金が安いことによる家計的なメリットは大きいで。
しかし、「安くて魅力的!」と即決するのではなく、表に出てきていないマンション全体の積立額や
大規模修繕工事がきちんと行われているかなどの部分もしっかり確認した上で購入しましょう!
4.まとめ
今回はマンションの「修繕積立金」についてご説明しました。
いかがでしたか?
毎月支払う金額なので、安いに越したことはないですが、
適正な金額の修繕積立金なのか、マンション全体での積立額も十分に貯まっているのか
確認するようにしましょう!
お気づきの方も多いかと思いますが・・・・
マンションって確認すること多すぎですよね(笑)
この沢山の確認すべき部分、自分たちだけでは調べきることは流石に難しいです・・・
そういう時は不動産会社に頼ってくださいね!
物件調査も含めて承っています。お気軽にお問い合わせ下さいませ。
では、また次回もお楽しみに。