植物との暮らし方_枯らさない方法
- 2023.04.21
- 設計・施工・デザイン
こんにちは、宮城県仙台市を特に得意としている、みなさんの住まいづくり会社”株式会社ガウディランド”の設計デザイナー佐藤幸也です。
そういえば、
弊社ガウディランドのすぐとなりに東北学院大学の新キャンパスができました。
大学生を見ていると、設計課題を朝日がのぼるまでやっていた「あの頃」を思い出します。
楽しかったような、苦しかったような、、、若い人の近くにいると何だかまだやれる気になれます。
さて、季節も春になり、我が家のもみじも冬を超え葉が付き始めてきた今日この頃、
「インテリアグリーン(観葉植物)」について解説していきます。
「グリーン」は住まいづくりをする中で欠かせないピースの1つです。
おうち時間が増え、観葉植物を育て始めた人も多いのではないでしょうか。
グリーンが部屋にあるだけで空気清浄効果やリラックス効果があります。
その一方で、お店でなんとなくカッコいい・かわいいから買ってみたけど、
お部屋に合っていない・がちゃがちゃしてきたなんてことありませんか?
また、枯らしてしまうから置きたいけど置けない人もいるのではないでしょうか。
今回はインテリアグリーンの場所・選び方にフォーカスして解説していきます。
是非インテリアの参考にしてみてください。
= 目次 =
1.最適な置き場所を理解しよう
2.シンボルツリーを選ぼう
3.テーブルサイズを選ぼう
4.あなたに合う植物を選ぼう
5.まとめ
インテリアの基本はレイアウトを決めてから購入することです。
つまり、植物の幅・奥行き・高さを想定しながら配置し、水やりまでの導線等を計画することが大切です。
※予定外のものは買わないスタンスを守りましょう。
そこで、植物のレイアウトを決めるために必要な知識は、「植物の最適な置き場所」を理解することです。
■絶対条件
1.直射日光が当たらない(カーテン越し)
2.風通しの良い
3.エアコンの風が当たらない
4.室温10度以上
1.直射日光が当たらない(カーテン越し)
植物に日当たりが大切であることはわかりやすいかと思いますが、勘違いされやすく、
インテリアグリーンの場合は直射日光を当ててしまうことで葉焼けの原因になり株を弱らせてしまいます。
2.風通しの良い
もともと植物は屋外で生きているものなので、「風」も成長に必要な要素の1つです。
風通しが良いと水の与えすぎから起こりやすい根腐れや、土に発生するカビを防ぎやすくすることができます。
最近の住宅をみると高気密住宅が多く、気密性が高いことから風が発生しにくい状況になることが考えられるため、窓の配置には十分配慮しましょう。
3.エアコンの風が当たらない
エアコンの風は室温に合わない温度になること、乾燥させてしまうことから葉を傷めてしまうため避けることが大切です。
上述で風通しの解説をしましたが、エアコンの風も葉が揺れない程度の風量で、室温とあまり変わらなければ植物にとっていい風となりえることも押さえておきたいポイントです。
4.室温10度以上
インテリアグリーンの原産地の多くは高温多湿の熱帯や亜熱帯地域の環境であることが多く、寒い場所では成長できず元気がなくなってしまいます。
特に冬場の温度管理には十分注意が必要です。
以上から、最適な場所になりやすいのはほとんどのお家で「リビングダイニング」になるでしょう。
置き場所について理解していただけたなら、いよいよお部屋のメインになるシンボルグリーンを選んでいきましょう!
なぜ、いきなりメインにいくのか、大型の植物は既に成熟しているものが多く、丈夫で育てやすいことから初心者に向いているのです。
それではシンボルグリーンの選び方のポイントを押さえていきます。
・高さ150cm以上のグリーンを選ぼう
リビングダイニング周りの家具で高さが150cmを超える高いものは圧迫感があるため、置かないことが多いです。
しかし植物であればお部屋のシンボルになりインテリアのバランスを取ることができます。
また、大型だからこその個性のある形を選ぶ楽しさや、共に暮していく中での愛着感が生まれます。
■シンボルグリーンランキング
1.ウンベラータ
2.ベンガレンシス
3.ツピタンサス、シェフレラ
・リビングダイニングの中央かソファ周りに置こう
せっかくのシンボルグリーン、変化を楽しめるような位置に配置することがおすすめです。
リビングとダイニングは空間を分ける間取りが多いため、空間の中央付近の壁際に配置するとレイアウトはしやすい。
水やり導線もとりやすく、どこにいても目線に入りやすい位置におきたいところです。
テーブルや飾り棚・チェストなど置き場所を選ばないテーブルサイズは移動も管理もしやすく人気があります。
インテリアの原則ルールでも大型家具からレイアウトして小物は最後であるように、お部屋全体で考えてみても大型から順番にそろえていくことをオススメします。
・大型よりも枯らしやすい?
小型を選ぶ理由の1つに、大型を枯らしてしまったら勿体ないという方、多いのではないでしょうか。
実は間違いで、小型は鉢が小さく、土の量も少ないことから植物にとっては過酷な条件になりやすいのです。
お世話が苦手な方は、小型を選ぶ際は水やり頻度が少なく枯れにくい品種を選ぶことをオススメします。
■枯れにくい品種
・ガジュマル
・パキラ
・サボテン
・モンステラ
・サンスベリア
・株元の幹が太いものを選ぼう
テーブルサイズの場合は、形(見た目)よりも幹が太いものを選び、葉が青々とした元気な個体を選ぶことが大切です。
販売されている多くは大きくならないような形状になっているため、購入時の状態確認は重要です。
インテリアグリーンと一緒に暮らしていくためには、両者の相性が良いのか悪いのかを理解する必要があります。
「枯らさない」ために、自分のライフスタイルに合った育て方に合うグリーンは誰なのかを知ることからはじめてみましょう。
■朝のスキマ時間が取れる人:シダ類
水やりを毎日のルーティンに取り入れることができる人は、こまめな水やりが必要なグリーンを育てることができます。
○ビカクシダ(コウモリラン)、アジアンタム、リュウビンタイ
■朝が苦手・家にいる時間が少ない人:多肉植物・木本類
朝の起床時間から出発までのスキマ時間がない人や出張が多いお仕事など家を空けることが多い人は水やり頻度の少ない品種を選びましょう。
○パキラ、ガジュマル、エアプランツ、サンスベリア、クワズイモ、多肉植物
■夜勤仕事・部屋のカーテンを閉めっぱなしの人:草元類
夜勤仕事の人でカーテンを閉めっぱなしの状態にすることが多く、日の入らない場所でグリーンを育てたい人は耐陰性の強い品種を選びましょう。
○モンステラ、テーブルヤシ、アイビー、シェフレラ
【まとめ】
インテリアグリーンは「共に暮す」感覚が大切です。
ペットと同じです。
ペット不可の賃貸やマンションはありますが、植物は決まりがありません。
素敵なことだと思いませんか。
さて、今回はここまでです。
次回はインテリアスタイル別での選び方やトレンドの飾り方まで教えちゃいます。
是非参考にしてみてください!
また後ほど。
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