中庭と坪庭って何が違うの?

みなさん、こんにちは!
宮城・仙台の中古リノベとcasa取扱店ガウディランドの設計担当の
石栗と申します!
2024年2月にガウディランドへデザイナーとして入社しました!
前職ではインテリアコーディネーターとしてたくさんのお客様へ満足いただける空間をご提供してまいりました。

前職の経験も活かし、お客様の暮らしに寄り添い、ご満足いただけるものをご提案させていただきます!
どうぞよろしくお願いします!

いよいよGWですね!皆さんはどのように過ごされますか?

私はこのGW中にアクアイグニス仙台へ行く予定です!!
オープンしてからまだ行けていなかったのですごく楽しみ!! 建物の構造やデザインにも注目して楽しんできます!

気温も高くなり、場所によっては30℃前後になるところもあるみたいです!
皆さんも事前に気温に気をつけながらこのGWを全力で楽しみましょう!
おすすめのスポットがあれば是非教えてください!

さて、本日のコラムは「中庭と坪庭」についてです。
皆さん、「中庭」は聞き馴染みがある方も多いと思いますが、「坪庭」というものはご存知でしょうか。

これからお家づくりをする方にも中庭が欲しい!けど敷地や間取りの関係でそれが叶えられない...
ただ目的によっては中庭に近い「坪庭」という手段もあります!
ぜひ参考にしてみてください。

= 目次 =
1.中庭と坪庭の違い
2.中庭の特徴
3.坪庭の特徴
4.まとめ


 

【1.中庭と坪庭の違い】

二つとも似た言葉になるので同じ意味にも見えますが、この二つの違いは広さ(面積)使用用途によって使い方が異なります。

皆さんもよく聞く「中庭」は文字通り建物や壁の「中」にある庭のことです。
中庭の形状も敷地や間取りに合わせて様々で、ロの字型、コの字型またはL字型など建物や外塀で囲まれた庭を指します。

続いて、「坪庭」についてです。
広さは中にはと比較すると小規模になり、1坪〜3坪程度の広さになります。
小さな空間に植栽や照明などをディスプレイとして景観の鑑賞を目的としています。

 

 

【2.中庭の特徴】

プライバシーの確保と安全性
一般的な庭と違い大きなメリットはプライバシーの確保ができる点です。
建物や外塀で囲われた中庭は外を通る人の視線を気にせず過ごせます。
また、家の中からは見えるので小さなお子さんが安全に遊べる空間
になり家の中と外との距離感が近くなります。

 

中庭があることで「家」でできることも増えてBBQとかもいいですね!
私の実家ではBBQをする時はプライバシーゼロなので周りの視線も気になります...羨ましいです!!

採光や通風の確保
また設計目線で言うと採光や通風にも優れている点もメリットになります。
通常の庭の配置としては日当たりの良い南側に設けることが多いですが、
建物に囲まれる中庭の場合、中庭に面した部屋には日当たりと風通りもよくなります!
間取りを考える上で方角や周辺環境(隣地の家の窓の位置など)を気にせずに計画できます。

こんなにいいことだらけの中庭にもやはりデメリットがあります。

建築コスト
大きなポイントとしてコストになります。
中庭をつくるにはそれだけの土地の広さが必要になります!
建物に囲まれると言うことはそれだけ壁の表面積や窓が増えてしまいます。
中庭を入れるだけで予算が同じだと室内面積は狭くなりますし、室内面積も確保する場合はコストが高くなります。

コスト面で繋がってくるのが断熱性能になります。
中庭に面する窓が増えることで冷暖房効率は落ちてきます。住み始めた後も光熱費等考慮しておく必要があります。

家の中の動線
間取りや中庭の配置にもよりますが、中庭があることで室内の動線が長くなる場合があります。
LDKから寝室や洗面・浴室までの動線のなど間取りプランを行う際に注意が必要になります。
魅力が詰まっている中庭のある家...デメリットもついてきてしまうので自身の予算や自分の暮らしを伝えて満足できる家づくりをしましょう!

 

 

【3.坪庭の特徴】

坪庭の特徴は中庭と共通してくるところがほとんどです。

採光や通風の確保
坪庭を設けることで開口部が増え、室内に自然光や風を取り入れることができるだけでなく明るく開放的な空間が生まれます。

また植栽や照明等で室内からの鑑賞やライトアップなど夜はまた違う雰囲気が楽しめます!

植栽の手入れ
中庭と比較すると小さな坪庭は植栽など自身で手作りで行う方もいらっしゃいます!
ただ手入れが必要になってくるため、苦にならない人はいいですがこまめな手入れが苦手な方は負担が大きくなってきます。

空間のアクセントとして
坪庭は小さな空間になることがほとんどになる為、各室に隣接させることでそれぞれのアクセントとして活躍します!
例えば玄関に入って正面に大きな開口部、そしてその奥に坪庭...
狭く暗くなりがちな玄関も明るさや視線の抜け感を利用して開放的な空間となります。

デメリットも中庭と共通する部分が多いです。

建築コスト
同じく坪庭を作ることで建物に窓が増えてきます。
冷暖房効率光熱費など考慮が必要になる部分が増えてきます。
しかし、中庭と比較すると小さい空間になるので中庭よりは比較的コストを抑えることができます!

 

 

【4.まとめ】
さて、如何でしたでしょうか。

これから家づくりを進める方、中庭・坪庭をつくりたい方の参考になれば嬉しいです!
それぞれ似ていますがコスト面や広さ、使用用途に大きく違いがありました。

家に庭が欲しい理由や住んだ後に出てくるメリットデメリットをしっかり把握しながら
自分たちに合った暮らしをご検討ください!

弊社、GAUDILANDは中古住宅×リノベーション、不動産売買・仲介・買取再販、新築住宅・建築家と作る家など行なっております。

お電話・オンライン相談等でのご相談を承っておりますので、気になっていることがございましたらお気軽にご相談くださいね!

 

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