洗面室の収納、量より位置?

こんにちは、GAUDI LAND(ガウディランド)設計アシスタントの阿部悠生です。

最近は、湿気のないカラッとした暑さがなくなり、
夜は半袖でも多少肌寒いと感じるまでに気温が下がってきてそろそろ夏も終わりのサインですね、

今年の冬は、偏西風が日本の北を流れやすいことから、気温は高温傾向となり暖かい冬となるそうです!

毎年凍えるような寒さのため、室内でもアウターが必須の冷え性難民には嬉しいニュースです(笑)

さて、現在マイホームのご購入やリノベーションをお考えのみなさん
これから住むお家は、収納を多く取りたいと考えている方が多いのではないでしょうか、

まずは、下の写真をご覧ください

この洗面スペース、
カウンター上の小物は最低限に絞ってありスッキリとしていておしゃれな空間ですよね、

毎日使う洗面スペースは来客時にも使われる場所だからこそ、
洗面台のデザインは細部にまでこだわりたいと思っている方が多いのではないでしょうか、

今や洗面スペースは、生活感をなるべく感じさせないホテルのような、
配色やインテリアに統一感を持たせた空間とすることが流行となっており、

洗面台下の収納に扉を付けるよりも付けない方が、工賃や材料費分が安くなるためコスト面を考慮した上で、収納に扉を付けない見せる収納の洗面を採用する方が多くなってきています。

でも実際、生活をする上で洗面室には、
・生活用品
(ドライヤーやヘアーアイロン、くし)
(歯ブラシや歯磨き粉、コップ)
・化粧品
(ボトルやスプレー等)
・洗剤
・掃除用品
・タオルやバスマット
・ストック品
(洗剤やシャンプー、リンス等)
・その他
(洗濯モノ、ハンガー、ゴミ箱)
など項目を書き出してみると案外収納するものが多いことがわかります。

洗面台下の扉を無くし見せる収納とすることで、収納できるものが限られてしまい、収納量が減るのでは?
今まで洗面台下に収納していた日用品、どこに収納したら良いんだろう、と気にされている方もいますよね、

そこで今回は、シンプルかつおしゃれな洗面スペースをつくる上で欠かせない洗面室の収納について、
洗面台下の収納に扉を付けずに見せる収納とした時の、洗面室に設ける収納の位置をお話します。

=目次=
1.スケルトン洗面のメリット
2.洗面室に設ける収納の位置について
3.まとめ


1.スケルトン洗面のメリット

・洗面室を広く見せることができる
洗面台下の収納に扉を付けない場合、棚なしまたは棚ありでも1段か2段のデザインとなることが多いため、扉がある洗面台に比べて軽い印象を与えることができ、抜け感も出るためより空間に広がりが感じられます。

・雑貨をメインに見せることができる
洗面台下に収納カゴやタオルなどの生活用品を置く場合はもちろん、カウンター上に置くボトルなど収納用品や雑貨をディスプレイすることができるため、自分らしさや個性を出しつつ、洗面スペースをおしゃれに見せることができます。

・収納物をすぐに取り出すことができる
扉を開けてからものを取り出すという動作がない分、
使いたいものを使いたい時にサッと取り出せるためすぐ手に取りやすい。

・掃除がしやすい
洗面台下に扉が付いている収納内部はほこりや汚れに気がつきにくく、
中をものを取り出しての掃除となるため扉を付けない見せる収納とすることで、こまめに掃除ができる。


2.洗面室に設ける収納の位置について

洗面台下の収納に扉を付けず見せる収納とした際、
「収納量確保」の観点から、洗面室の別位置にも収納を設けることをおすすめします。
洗面室の収納位置について考える事は、
暮らしをもっと豊かにする上で必要かもしれません、一緒に考えてみましょう。

・浴室に隣接させる
洗面室の収納を浴室の出入り口に隣接させることで、入浴後タオル類や着替えなどが取り出しやすくなる他、
脱いだ服や使用済みタオルなどは、収納棚下に洗濯カゴを置いておくことで浴室周りの収納で完結することができ、浴室で使用するストック品も収納できます。

・洗濯機上に設置する
洗濯機の上に収納棚を計画することで、洗濯用洗剤が取り出しやすくなり、洗剤等のストック品や掃除用品なども収納可能となります。

・ミラーキャビネットを取り入れる
一般的なミラーキャビネットの奥行きは15cm程度であるため、洗面カウンターの上につい置いてしまう、
化粧品やボトル・スプレー類も収納できるため、洗面スペースをきれいにスッキリと保つこともできます。


3.まとめ

今回は、洗面台下を見せる収納とした時の、洗面室に設ける収納の位置についてお話しました。

シンプルかつおしゃれな洗面スペースとするため、
洗面台は好みのデザインで決めている方が多いかもしれません。

ですが、洗面室の収納量は家族の人数や間取りによっても確保できる量は変わるため、
間取り検討時に、あらかじめ収納するものの置き場所を決めておくこと収納量を把握しておくことで収納位置を明確にすることができます。

ぜひ、参考にしてみてください!

それではまた次回、宜しくお願いします。

ちなみに我々ガウディランドは、【サ家】を通して日本をフィンランド化する計画に賛同、協力しています。
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みなさんも是非自宅にサウナをいつでもご相談下さい。
施工範囲は仙台市はもちろん、宮城県、福島県の一部となっております。
ちなみに【サ家】の金額は建築家と造る家casaでも、リノベーションでも同じです。

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