コラム

収束しないウッドショック〜2023はどうなる?

こんにちは、仙台市の中古リノベとデザイン新築のお店「GAUDI LAND(ガウディランド)」の佐々木です。

 
以前はコロナの感染者数を約3年にわたって毎日テレビやネットで報道されていたのに対して、最近は毎日のように強盗のニュースを見ている気がして、物騒な世の中ですよね。

 
せっかくコロナが落ち着いてきたんだし、もっと気持ちが晴れやかになるニュースがないものかと思ってしまいます。

 
 
さて、コロナにウクライナ侵攻と立て続けに世界情勢が悪化してきたこの3年。
住宅業界においては2021年から始まった『ウッドショック』が重なり多くの事業者や消費者の負担が増えています。

 
かろうじてコロナは5類に移行し収束が見えつつある2023年初夏。

これから住宅業界、とりわけウッドショックはどうなるのか、この議題についての考え方を今回はお話します。

 
 
新築注文住宅でも中古を買ってリノベーションでも、たくさんの木材が使用される「住まい」について、これからマイホームの購入を考えている方はぜひ参考にどうぞ。

 
 
= 目次 =
 1. ウッドショックとは?
 2. ウッドショックがもたらした住宅業界への影響と今後の動向
 3. 2023年、住宅購入をどう考えるべきか

 

【1.ウッドショックとは?】

まずみなさんに質問です。

「ウッドショック」って知ってますか?

 
オイルショックとかは学校の社会の授業で聞いたことがあるかもしれません。日本中の店頭からトイレットペーパーが無くなったあの現象ですね。
当時はトイレットペーパーが3倍、4倍の値段でも売り切れたそうです。生活必需品ですからね。

 
オイルショックは戦争による原油の高騰が要因ですが、現在同じような要因でガソリン等の燃料が高騰してますね。

 
 
そして、ウッドショックとはそれに似て「木材」が不足して木材価格=住宅価格が高騰している現象のことを言います。

 
ではなぜウッドショックが起こったのか、原因を見ていきましょう。
原因は大きく3つあります。

 
 
①コロナをきっかけにアメリカ・中国を中心に住宅需要が急増した

コロナウイルスの感染拡大により、多くの会社でリモートワークを推奨、実施したおかげで都市部型の働き方から郊外型の働き方が増えたことにより、持ち家取得の増加につながりました。

そしてアメリカや中国では大胆とも言える財政出動・住宅ローン政策が打ち出されたことで新築購入が加速したという側面もあります。

その結果、需要と供給のバランスが崩れたことにより、日本への輸入材の価格が釣り上がった形となりました。一方、国産材についても、輸入材の減少に伴い需要が増え、価格が上昇しています。

 
②コンテナが不足

あまり身近なことと捉えられていませんが、2021年3月のスエズ運河でのコンテナ座礁事故が一つの大きな要因となっており、さらにコロナによってネットショッピングが急増したことで世界中でコンテナ不足に陥っています。

また、不足したということはコンテナ自体の需要と供給のバランスも崩れているため、コンテナの利用料が高騰したことも、日本への木材の輸入価格に打撃を与えていることも確かでしょう。

 
③労働者不足で出荷できる木材自体が減少した

近年、海外では世界的な異常気象も多く見られます。カ

ナダで発生した害虫被害、オーストラリアの大規模な森林火災、それに加えてコロナにより労働者が不足したことで、そもそもの資源や加工・生産量が不足しているという事態になっています。

 
 

【2.ウッドショックがもたらした住宅業界への影響と今後の動向】

ではこのウッドショックがどれほど我々の住む日本、そして住宅購入者へ影響を及ぼすことになったのか解説していきます。

 
まずは先ほどから説明している通り、木材価格が高騰しているわけですので、当然に木材を扱う事業者、そしてそこから購入する消費者に大きな影響を与えています。

 
例えば、家を一軒(例:一戸建て)建てる際の、木材が占める割合は、全体の35〜50%

建築費の約半分が木材と考えるとちょっと木材単価が上がっただけで購入費用に大きな影響を及ぼすことはご理解いただけると思います。

 
他にも家を建築するだけではなく、テーブルやイスといった家具類もほとんどが木材ですよね。こういったところでもジワジワと打撃を与えてきます。

そして木材の供給数の減少が招く悪影響は、工期の延長にもつながり、それに付随する人件費、重機のリース料など二次的な価格上昇につながります。
全てに対して影響するんですね。

 
 
このウッドショック、果たしていつまで続くのでしょうか。

専門家たちの見解の多くは、残念ながらまだまだしばらく続く見方が濃厚です。

 
実際、輸入材、国産材の直近の状況を見ると下落傾向であり、期待してしまいますが、対2021年と比較するとまだまだ高騰している状態にあり、決して「落ち着き始めた」「収束の目処がたった」とは言い難いのが現状です。

 
 
一体いつ頃下がるのか。

これについては議論の余地がありますが、少なくともアメリカや中国の新築需要が低下するということが一番効果的でしょう。それにより日本への輸出量が増加することが期待できます。

 
ただし、木材の価格が下がったからといって、単純に住宅価格(販売価格)が下がるのでしょうか。
世の中は空前の値上げラッシュ。ガソリン等の燃料はもちろん、電気代に食品、美容室の散髪代など、生活の至るところで値上げが余儀なくされています。

 
それもそのはず。企業も維持費や仕入れ値が上昇した分、販売価格に転嫁しないとやっていけないからです。
苦渋の決断で値上げをしたのに、木材の単価が下がったからと言って値下げはしないでしょう。むしろ木材以外でも値上げがされているのであれば、まだまだ値上げをする可能性があるとも言えます。

 
つまり、ウッドショックの収束が住宅価格を左右するかというと、決して一概には言えないのです。

それを考えるとウッドショックだけにとらわれて住宅購入を先送りしてはいけない、という結論になるでしょう。

 
 

【3.2023年、住宅購入をどう考えるべきか?】

先ほども述べた通り、現在は値上げラッシュの真っ只中。ウッドショックの収束が見えた頃に、、、なんて考えは正直言えばなんの得策でもありません。

まだまだモノの値上げの可能性がある現状を考えればちょっとでも早く購入することの方がよっぽど賢いと言えるでしょう。

 
 
それにウッドショック、物価高騰は数年で終わると思っているあなた。

 
その数年を賃貸暮らしをすることで、理想のマイホーム暮らしという幸せを数年分「損」する、ということに気づきましょう。人生は一生に一度きり。マイホーム購入は人生のゴールでもなんでもなく、一つの通過点です。人生でやらなければならないこと、やりたいことはどんどん増えますので、時間をロスしている場合ではありません。

 
また、思い返してみてください。
この何十年かだけでも振り返って見ると、あの頃に買わなくて良かった、なんて思うことはありますか?補助金や土地の相場、建築費用など大抵の場面において、早く買っておけば得られるものも大きかったはずです。

 
そう、経済の成長を期待する我々は、自分が購入する側にたったときだけ世の中に不況を期待しているのですが、市場は成長し続けます。よって商業施設や鉄道などもどんどん便利になり、土地の金額は上昇していく、ITやAI技術の向上によって便利になる一方、モノやサービスの単価もそれに伴い上がるのは自然なことです。

 
 
建築だけ見ても、自然災害の発生や強盗などの凶悪事件が増えてきた今日に対して、いかに非常時にや緊急事に耐えられるか、セキュリティを強化するかということが課題ですが、それを満たすような標準仕様の住宅がベースになることを考えれば、より住宅にお金をかけざるを得ません。

 
私たちの生活は徐々に良くことと引き換えに出費は増えるのに、収入はそこまで増えないのが現状なんです。

 
これを考えると少しでも早く住宅購入する方が安価に抑えられるという考え方が成り立つでしょう。

 
 
ウッドショック一つが私たちに及ぼす影響は大きいですが、それ以外のことに目を向けることの方がよっぽど大切なことだと思います。
ぜひ「木を見て森を見ず」ではなく大局を見て自分の人生を選択してほしいですね。

 
知らない誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、自分の人生に必要かどうか、それが今と数年後のどちらが良いか、考えてみてくださいね!

 
 
ではまた!

 
 
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