まだ四角い土地だけ探してる?旗竿地を選ぶメリット・デメリット
- 2023.06.23
- casaの家
こんにちは!宮城・仙台の中古リノベとcasa取扱店ガウディランドの佐藤寧々です!
本格的に梅雨に入りましたね。
ちなみに私はこの時期、紫陽花や鈴蘭を見つけるのが個人的ブームになります。
お花は詳しくないですが、実家に咲いていたので覚えることができました笑
でも梅雨は苦手なので、梅雨明けが待ち遠しいです。
さて話は変わりますが、土地や戸建を探していて「旗竿地(はたざおち)」という言葉を目にしたことはありませんか?
文字通り、旗のような形をしている土地です。
でも実際のところこの形ってどうなの?と思うかもしれません。
実はとっても狙い目だったりもするんです!
気になった方は是非下に進んでみてくださいね!
目次==============
1.旗竿地とは
2.旗竿地のメリット
3.旗竿地のデメリット
4.旗竿地を購入するときの注意点
5.最後に
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旗竿地とは「道路に接する路地部分が細長く、奥にまとまった敷地がある形状の土地」と一般的に言われている、不整形地の一つです。
旗を竿につけたような形状をしていることから「旗竿地」、または「路地状敷地」などと呼ばれることもあります。
旗竿地は敷地の利用価値が高い都市部で多く見られます。
その理由は、相続などの諸事情により持ち主が手放した土地を、売れやすい大きさ(価格)に分割して販売しているケースが比較的多いことが関係しているようです。
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旗竿地の代表的なメリットを3つご紹介していきます。
(1)土地価格が安い
インターネット等で土地探しをしている人は、もうお気づきかもしれません。
きれいな四角い土地に比べて、旗竿地は価格が安いです。
旗竿地の土地価格は、総面積や立地などの条件が似ている整形地の7~8割程度となることが多いです。
不動産業界では、土地を取引する際、整形地か不整形地かによって査定額を補正する慣習があります。
補正の結果、同じ広さでも不整形地の方が土地の坪単価が割安になるということです。
そのため、地価が高く人気のエリアでも旗竿地であれば比較的購入しやすいと言えるでしょう。
また土地をリーズナブルに入手できる分、建物に予算を回すことができます。
さらに道路から見える部分が少ないため、割り切ってしまえば外装材や外構のデザインにかけるコストを抑えることもできます。
外装よりも内装デザインにこだわってお金をかけたい人におすすめかも知れません。
(2)静かな環境で暮らせる
車や通行人が家のすぐ前を通ることがないので、静かに暮らせるという特徴があります。
そのため、プライバシーの保たれた生活を実現しやすくなるでしょう。
間口部分や土地の境界部分などの防犯対策をしっかり行えば、セキュリティ面でも安心ですしね。
子育てファミリーであれば、玄関を出てすぐに道路がないというのは、より安心して暮らせるということにもつながります。
庭で遊んでいるときなどに誤って道路へ飛び出すリスクが低くなるため、安心して庭で遊ばせることができそうです。
(3)路地部分を活かしてプランニングできる
注文住宅を建てる場合、敷地内に駐車スペースを設けることが多いです。
一般的な土地形状の場合、まずは駐車スペースを必要台数分だけ確保し、残った部分に家を建てることになります。
一方旗竿地の場合、路地部分を駐車スペースとして使えるため、奥の敷地部分をフルに活用したプランニングかできます。
長い路地を逆手にとって花壇のあるアプローチをつくったり、土間を設けたりと趣味や機能面を充実させることも可能です。
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では続いて、旗竿地の代表的なデメリットを3つご紹介していきます。
(1)日当たり・風通しの確保に工夫が必要
旗竿地は住宅密集地の中に存することが多く、方位によっては周囲の整形地と比べて日当たりや風通しが得られにくい場合があります。
これらをカバーしたい場合は、「大きな開口部や吹き抜け・高窓」「2階リビング」といった方法も効果的です。
隣家との距離が近い場合、中庭に対して大きな窓をつくって光を取り込むことができればプライバシーの確保や防音対策としても有効な手段となります。
(2)建築コストが高くなることがある
路地部分が狭い場合、工事の際に大きな重機が入れず職人の作業が増え、工事費が高くなることもあります。
また、電線・水道管の引き込み工事が新たに必要になることもあるようです。
竿部分に駐車スペースを作る場合、コンクリートを敷くだけでも結構な金額になるかもしれません。
(3)駐車スペースに制限があることも
路地に十分な広さがあれば、路地部分を活かして縦列駐車で2台分の駐車スペースが取れることもあります。
この場合は大きなメリットになります。
しかし路地の入口(公道に接する部分)は最低2m以上と法律で決まっていますが、旗竿地ではそれ以上の幅があるケースは少ないです。
竿部分に駐車スペースが確保できない場合は、駐輪場としてなら問題なく活用できるでしょう。
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では注文住宅を建てるために旗竿地を購入するとき、どのような点に注意すればよいのか紹介してきます。
(1)路地部分の幅と長さ
建築基準法では、路地幅が2m以上ないと家は建てられないという決まりがあります。
ただ路地の奥行きが一定以上の場合、幅は約3m必要になることもあるので、購入前に確認しましょう。
古家付きで販売されている土地もありますが、購入して古家を解体しても建物の建築は不可となるのでしっかり確認しましょう。
(2)工事車両が入れるか
家を建てるときにクレーン車などの重機を使うケースはかなり多いです。
古家付きで販売されている場合、古家の解体時にも重機やトラックなどを使うことになります。
旗竿地の場合、敷地の前面道路にクレーンやショベルカーやなどの重機を止めて作業がしづらいので、敷地内に止めるスペースを確保する必要があります。
重機を使わずに家を建てることは出来ますが、建築期間が長くなることで職人さんの人件費が高くなります。
旗竿地に家を建てるときには、工事に重機を使うかどうか、費用はどれくらいかかるのか、建築会社に確認しておくのがよいでしょう。
(3)電気と水道の引き込み状況
敷地内まで引き込まれていない場合や、経由している隣接地の所有者から申し出があった場合、建築時に新たに引き込み工事を行う必要があります。
電柱や電線の位置によっては、私設電柱を建てたり地中を通すなどの方法をとるため、工事費が高くなることもあります。
引き込み状況は土地を見ても分かりにくく、土地広告にも書いていないケースが多いため、購入する前に不動産会社に確認しましょう。
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今回「旗竿地」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ガウディランドで取り扱っている注文住宅の「design casa」は不整形地に強い注文住宅です。
旗竿地だけでなく、どんな不整形地だってカッコいいお家が建てられます。
是非資料請求して、カタログを見てみてください!
と言っても、初めての不動産購入では分かりづらいことや、不安なことが多いかもしれません。
でもご安心ください!
そんな時は弊社のコーディネーターにご相談ください。
お電話・オンライン相談・訪問等でのご相談を承っておりますので、気になっていることがございましたらお気軽にご相談くださいね!