コラム

リノベーションで変わる断熱性能

こんにちは。仙台の中古リノベとcasa取扱店、ガウディランドの安川です。

仙台市では6月中旬に梅雨入りしてからパッとしない日が多くなっていますね。。。
日本各地では激しい雨が降る所もあり災害のおそれがあったりと天気に振り回されている日々が続いています。
昔と比べるとゲリラ豪雨も増えているように感じますよね。
日本も熱帯雨林のような気候になってしまうのか、心配です…。

こういうモヤモヤとした時期は家の中でエアコンをつけて快適に!
ゆっくりと!
美味しいものを食べながら過ごして気分転換したいなと個人的には思います。

なかなか外に出られない時期だからこそ、“お取り寄せ”をして家に居ながら旅行気分を味わうのも楽しいと思います。

さて、そんなモヤモヤっとした時期だからこそ考えたい家の断熱性!
寒さだけではなく、暑さを遮ることにも繋がる『断熱』!リノベーションで解決できます!

今回は断熱のアレコレを詳しくご紹介していきます。

 
=目次=
1.断熱リノベーションのメリット
2.断熱リノベーションの方法
3.まとめ

 
 

1.断熱リノベーションのメリット

夏は涼しく、冬は暖かく

断熱リノベーションの第一のメリットは、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせる部屋になることです。
断熱により気密性がアップし、屋内の保温性が高まって冬は暖かく過ごすことができるでしょう。
反対に、夏は暑い外気が侵入しづらくなるため、部屋の気温が上がりすぎず、涼しく快適な空間で過ごすことができます。
断熱性能を高めると外気の温熱や冷気を遮断してくれるため、猛暑や氷点下の日でも室内では過ごしやすくなるのです。

 
光熱費の節約

断熱性能に優れる住まいは、冷暖房で消費する電気代などの光熱費を抑えられるようになり節約が期待できます。
なぜなら断熱性が高いことで、外からの温度にも影響されにくく保温効果も高いためエアコンの使用頻度や使用時間が少なくなるためです。
夏でも冬でも室内の急激な温度変化を抑えてくれますので、結果的に冷暖房の立ち上がりが早くなり、室内の温度のコントロールがしやすく、光熱費を抑えることにつながります。

 
カビや結露の防止

冬の寒い時期は、窓や壁が結露しやすくなるもの。
結露により、室内のカビや壁紙の剥がれなどに悩まされた経験がある方もいるのではないでしょうか。
結露の原因は、外気温と室内温度の差!!
外気で冷たくなった窓や壁に室内の暖かい空気が触れることで、気化しきれなかった水蒸気が結露となって現れます。
断熱リノベーションを行うことにより、窓や壁が冷えにくくなり、結露しづらくなります。
結露しづらくなるということは、カビも発生しづらくなるということです。
また、天井や床の断熱を行うことで住宅内部の結露を防止すると、建物の構造部分の腐食も防ぐこともできますよ。

 
 

2.断熱リノベーションの方法

断熱リノベーションには、内部の構造部分に施工する大掛かりな工法だけでなく、窓だけを取り替える比較的手軽な工法もあります。
また、断熱に使用できる素材もさまざま。住まいの住宅に合った工法や素材を検討してみましょう。

家全体の断熱リノベーションをする方法は、断熱塗料で外壁や屋根を塗装する方法と、外壁に断熱材を貼り付けて、建物を断熱材で覆う方法があります。
外壁や屋根・天井の断熱リノベーションは大掛かりな工事になるため、戸建て向けの施工方法です。
大規模工事で高額になりやすいですが、住宅全体のリノベーションをお考えの方は、同時に施工すると足場代などが節約できることもありますので、一緒に検討すると良いでしょう。

 
マンションの専有部分に断熱材を施工する場合、大きく分けて「乾式(かんしき)断熱」と「湿式(しっしき)断熱」の2つのリノベーション方法があります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、お住まいの部屋にあった方式を選びましょう。

乾式断熱は、コンクリートの壁にまず下地を作り、発泡スチロール状の断熱材を密着させてはめ込んでいくリノベーション方法です。
施工時に断熱材と断熱材の間に隙間ができやすいため、断熱材の上からもう一枚断熱材を張る「二重張り」という方法が主流になっています。
この方法は、リーズナブルで比較的工事が簡単です。
また、断熱材の種類も多く、予算と照らし合わせて断熱性能を選ぶことが可能です。
しかし、断熱材が板状になっているので、複雑な形状をした場所には施工することができません。

湿式断熱は、木材で下地を作った後、もこもこした泡状になった断熱材を吹き付けていく方法です。
このリノベーション方法は、泡状の断熱材を使用しているため、断熱層に隙間が生まれません。
泡状ですから、複雑な形状の場所でも問題なく施工できます。

 

 
一方で、専門業者でないと取り扱いが難しいのがデメリット。
断熱材はコンプレッサー(断熱材を吹き付けるための機器)を積んだトラックによって運ばれるので、トラック駐車するスペースと、部屋までのホース配線の経路が確保できないと実施できません。
高層階になると断熱材を圧送できなくなってしまうため、8階以上に部屋がある場合は湿式断熱による方法は難しくなります。
 

窓も断熱リノベーションすることができます!
室内の熱の大半が窓とドアを通して出入りします。
この2つの場所に断熱リノベーションを施せば、より断熱性能が高まることは間違いありません。
また、窓の断熱リノベーションは、他の場所と比べて費用を抑えての施工がしやすいといえます。
断熱効果が効率的に行えて費用もお手頃な窓断熱は、コストパフォーマンスに優れた断熱リノベーションです。
具体的には窓ガラスを断熱性の高いものに入れ替えたり、断熱仕様のドアと交換することで、部屋の断熱性は高まります。
しかし、マンションの場合は窓やドアの交換は規約に反することがほとんどです。
そこでおすすめなのが、内窓を設置し二重窓にするという方法です。
窓枠の内側にもう一つ窓サッシを取り付ける二重サッシにすることで規約のあるマンションでも断熱リノベーションが可能です。


 
 

3.まとめ

駆け足ではありましたが、断熱リノベーションについてご紹介させていただきました!
断熱性能を向上させることは、省エネにもつながるため国が推奨しており一定の要件に該当する住宅の断熱リノベーションに対して補助金制度を設けて後押ししてくれています。
利用する補助金によって手続き方法やタイミングが異なるため、施工を開始する前にリフォーム会社に相談することが、補助金を賢く利用するためのポイントですよ!

もし、断熱リノベーション以外にも壁のクロスを張り替えたい、古くなった設備を交換したいなど別の箇所も検討しているのであれば、別々のタイミングでリノベーションするよりも、まとめて施工してしまうのがコストパフォーマンスも良くおすすめ。

ちょっとしたリノベーションが家全体を見直すきっかけにもなるので、箇所が多くなりそうな場合は、全てを改修するスケルトン・リノベーションを考えてみてもいいかもしれません!
 

弊社ガウディランドでは、お客様の様々なご相談を受けつけておりますので、住まいのことで少しでも気になることがあったらぜひ一度、ご相談くださいね!

 
 

 

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