「ワークスペース」のつくりかた

お疲れさまです、仙台でリノベーションするには?注文住宅を建てるには?
はい、GAUDI LAND(ガウディランド)の佐藤幸也です。

 
さて、今回は「在宅ワーク」について解説していきます。
新型コロナウィルスにより外出すること、人に面と向かって会うことを減らすような生活をしているわけですが、在宅ワークの起源は1970年代まで遡り、大気汚染による環境問題から外出できなくなったことがはじまりのようです。

現代の「在宅ワーク」ではコミュニケーションツールが進歩し、どこにいても会いたい人に会えるようになったことからあらゆる業種に対応できるようになったと言えるでしょう。

技術は見えないところで発展していく一方、自分の家は変えようとしないと変わりません。
「仕事を家に持ち帰らない」が美徳とされてきたわけなので、時代に合った住まいに変えていかなければなりません。

要望は端的になりやすく、端的に捉えすぎてしまう設計者も多いのが現状です。
「在宅ワークのスペースがほしい」と伝え、どこかにカウンターがつくられて要望が完結していませんか?

 
この記事ではワークスペースを取り入れるための重要ポイントをご紹介していきます。
是非おうちづくりの参考にしてみてください。

 
= 目次 =
 1.ワークスペースがあるメリット
 2.ワークスペースおすすめの場所
 3.まとめ

 
【1.ワークスペースがあるメリット】

 
まずは、自宅にワークスペースがあるメリットをご紹介していきます。

1.1 集中できる
ワークスペースとなる仕事空間と生活空間をわけて位置してあげることで別空間を演出できるため仕事に集中できます。
専用にスペースを設けない場合は、ダイニングテーブルにパソコンを置いて作業することが多くなりますが、何かある度に片付ける必要があったり、生活音が聞こえたり、子供が邪魔してきたりと集中することはほぼ不可能に近いでしょう。

1.2 作業効率やリラックスできる
カフェやコワーキングスペースを利用する方も多いですが、お金がかかる以上に他人の目線や話し声が気になってしまい集中できないことでかえって作業効率が悪くなる原因にもなります。
自宅では集中しやすい音楽や室温、チェアやPCモニターなど快適に仕事ができるためリラックスしながら作業することが可能になります。

1.3 育児・介護を両立させやすい
働きに出れない理由の1つに育児や介護を挙げられる人も少なくないでしょう。
数時間働くために移動時間や準備時間、子供の送迎時間等を考慮すると効率よくお金を稼げているとはいえないかもしれません。
「時間」をつくる方法の1つが自宅にワークスペースをつるくことなのです。

1.4 やりっぱなしができる
これは仕事だけでなく、趣味スペースとしてワークスペースを使う場合、多くの物事がすぐ終わるケースは少ないと思います。ましてや家事や育児をしながらになると急に手を離さなければならないことも多いため、やりっぱなしで放置することができるのが自宅のワークスペースだからこそできるといえるでしょう。

 
【2.ワークスペースおすすめの場所】

 
2.1 リビング
リビングはおすすめの場所でもあり、十分に注意が必要な場所でもありますので詳しく解説していきます。
まず、おすすめである理由は、リビングは日当たりもよく、外部とのつながりもあり、風通しもよいお家の中で一番環境の良い位置に配置することが基本であるため、快適に仕事をするために必要な条件が揃っている場所なのです。

ただし注意しなくてはいけないのが、仕事空間と生活空間との分け方です。
リビングでくつろいでいる空間に仕事空間が目に入ると、勝手に仕事のことが頭に浮かびますよね、はい最悪のやつです。

 
間取りでのポイントをご紹介します。

・オープンタイプにする場合は直接テレビが見えない位置にすること
 
 オープンタイプのメリットは気軽に使えることができ、小スペースでワークスペースをつくることができることです。
 デメリットは集中しづらい環境になりやすいため、テレビだけは見えない位置にするように心がけましょう。

・半個室タイプにする場合は室外窓か室内窓を設置すること

 半個室タイプのメリットは籠もり空間を演出できて人の視線を感じることなく集中できることと、
 それでいて家族の気配を感じることができることです。
 ただ、籠もることでのデメリットもあるため、窓から外を眺めたり風を感じたり、季節の変化を感じることができるとよりワークスペースを充実させることが可能です。

補足ですが、身近にあるもので一番目につけないほうがいいものは「ダンボール」だそうです。ダンボールを何かの収納に使っていたりしませんか?最近では100円均一でもシンプルな収納ボックスが変えますのでこの機会に変えてみてはいかがでしょうか。

 
2.2 生活のデッドスペース
住宅には間取りをよく見てみると生活のデッドスペースになる部分があります。
見つけ方は、間取りを用意して朝昼夜の導線を書き込んでみましょう。この導線にかからない場所が生活のデッドスペースとなります。
簡単にデッドスペースになりやすい場所といえば、階段下のスペース等もあります。
なぜここが良いのか、それは導線が集まらない場所を言い換えると家族の生活音が一番聞こえづらい場所となるからです。
ワークスペースは仕事空間と生活空間をわけることが大切であることを解説してきましたが、その簡単な方法が人が集まりづらい場所に作ることなのです。
また、デッドスペースが無い場合は、間取りとしての完成度が非常に高いため住宅会社の設計士に相談してみましょう。

しかし!この完成度が高いとされる間取りにも注意が必要です。
解説するとすごく長くなりますのでまたの機会にじっくりやらせていただきます。

 
【3.まとめ】

ここまで、ワークスペースのメリットとおすすめの場所について解説してきましたが、取り入れるべきかどうかはじっくり家族会議することをオススメいたします。
それはなぜか、次の時代がどうなるかわからないからです。
よく聞くみなさんの悩みの1つは「将来」がわからないです。

建築は、今の時代では土台の上に建つものです。自由に持ち運びはできません。
生活は、この動かない土台の上で送るものです。自由がないと窮屈かもしれません。

余白をつくり可変性のある住まいであることも答えの1つです。
住まいづくりでは、自分には何が合っているのか、画面を通してでも対話しながら決めていかなければならないことがまだまだあります。

建売住宅、リノベ済物件を安く買うこと以上に、大切なことは後から暮らしの中で見つかります。
後悔しない住まいづくりを選択しましょう。

ではまた後ほど。

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